
1920x1200のモニターをデュアルで使っていたのだが、画面が突然暗転したりとどうも最近具合が悪くなってきた。最近疲れ目ひどいし、仕事道具なんだからいいの入れるかということで約12万円をぶち込んでEIZOのウルトラワイドモニター EV3450XCを買った。
ウルトラワイドモニターとか要らねえよ普通のモニタ2台でいいだろと思ってたのだが、VSCodeでGitHub Copilotを使うようになった結果左右にサイドバーが表示されて編集エリアがクソ狭くなるということで購入を決意した。
よかったこと
- VSCodeでいろいろ開いても狭くない

2ファイル並べて見られるし、このままGitの差分とか表示させても十分なスペースがある
- USB-Cで映像入力できるのはまあ今時って感じだけど、同時にモニター内蔵USBハブのアップリンク先を切り替えられるのが便利
- USB-C入力してればキーボードもUSB-C側に繋がり、HDMI入力に切り替えたら連動してキーボードをUSB-B側に切り替えることができる
- 微妙に邪魔くさいUSB-Cドックを撤去できた
- EV3450XCがUSB-Ethernet変換とUSBハブを内蔵してくれているおかげ
- 2つの入力からの画面を並べて表示するPbyP表示ができるので、複数マシン触るときに便利
- USB接続先切り替えもモニターでできるので便利。ただ画面分割の設定画面に入らないと接続先が切り替えられないので、微妙にワンタッチではないのはちょっと残念
困ったこと
- デカい
- 画面がデカいのはそれを求めて買ったのでいいのだけど、箱がデカいことまであんまり考えてなくて開梱に苦労した
- 使用感としては34インチでちょうどいい感じなのでこれ以上デカかったら普通に使うにも困ってた気がする
- EV3895と悩んで、結局価格の都合でこっちにしたけど正解だった
- 重い
- 曲面なこともあり設置中めちゃくちゃ気を遣うのは仕方ないとして、モニターアームのスペックが足りず保持できなかった
- 使っていたのはエルゴトロン LXで、雑に調べると耐荷重11.3kgらしいので余裕なはず
- EV3450XCは本体9.2kg
- ここに落とし穴があり、 耐荷重11.3kgなのはLXのシングル仕様の場合 であって、 LX デュアルはアーム1本あたりの耐荷重が9.1kgしかない
- 厳密にはデュアル仕様のうちロングポールのやつは1本あたり耐荷重10kgあるようで、これなら耐えられるはず。何種類アームあるんだ・・・?
- シングルのやつ(耐荷重11.3kg) https://www.amazon.co.jp/dp/B07Q8TJ2KL
- LX デュアル(一本あたり耐荷重9.1kg) https://www.amazon.co.jp/dp/B0036FQ23A
- LX デュアルでロングポール仕様のやつ(一本あたり耐荷重10kg) https://www.amazon.co.jp/dp/B09T78LQYQ
- LX デュアルにEV3450XCを組むと確かに100g分ぐらい性能が足りず、限界まで締めれば止まるっちゃ止まるんだけどちょっとずり落ち始めるともう止まらないみたいなことになる
- 結局ハードオフで5000円だったのでシングル仕様のLXを買い足して解決した。ビシッと止まるようになったので書いてある数字は嘘じゃないっぽい
- RGB入力がない
- 前使ってたモニターにもなかったし、まあ正直普段は要らないんだけどサーバーの画面表示したいときに困る
- 結局サブモニターとしてEV2450は残ることになった。元より減らす気もないけど
- 故障した場合に影響がデカい
- これは全部盛りモデルな以上仕方ない
デュアルディスプレイとの違い
- 左右の比が可変させられるのが便利
- 編集画面2:資料1みたいな表示が無理なくできる
- 逆に言うと比が変動してしまうので、思ったようにならなかったときに直す手間は当然ある
- PowerToysとかのおかげもあってだいぶマシになってる感じはする
- “通常状態でありつつサイズが画面の半分を占める割とデカいウィンドウ” を常用するようになる関係上、新しくウィンドウ開いたときとかにわけわかんない位置で画面サイズの半分のウィンドウが上がってくることが多い
- これは使い方によって個人差が相当出そう
- 最大化したウィンドウを複数個置けるのがマルチディスプレイの強みだよなあ、と思って今まで暮らしてきたのは間違いではなかった
- Win+矢印でウィンドウのスナップを多用しまくっている人間としては物理的に画面の境界があることはそれなりにメリットでもあった

説明がしづらいが、左最前面ウィンドウが左背面ウィンドウと少しズレて上がってくるので、右ウィンドウにちょっとだけ被って邪魔だったりそうでもなかったりする
- 露骨に左右で色が違うみたいなことがなくなった
- 今まで使っていたモニターが同一モデルなのに明らかに色が違ったので・・・
- ケーブルが減った
- モニター台数が減ると思った以上にケーブル数が減るのでびっくりした
- 最低でもPC台数分映像ケーブル + 電源ケーブルが減る
- 前述の通りUSB-CドックとKVMスイッチも撤去したので、それ関連のケーブルも減って大変すっきりした
- モニター台数が減ると思った以上にケーブル数が減るのでびっくりした
おわり
買ってから1ヶ月ぐらい経ったが、結論としては大変満足できる買い物だったと言える。
27インチ4Kモニタだったら2台揃えても6万とかで済むし、34インチウルトラワイドで比べてもLGとかXiaomiのが4万で買えるので正直EV3450XCの12万は全くお話にならないほど高い。
ただその額に見合う以上にはまっとうな作りをしているように感じられる。 数字だけは盛れるような妙にチャラチャラした機能とかなくて堅実な作りなのは好ましいし、最初に書いた目がしんどいみたいな問題に対してまともに勝負を仕掛けられるのはEIZOぐらいなんじゃないかなという気がしている。
まあ仕事道具なんで金かけたのは間違いじゃないなという感じ。まともにクレカの明細を見返す奴が悪い